ツイッターでの出来事。

 

少し前から、「精神分析コーチング@しまだきょうこ」という名前でtwitterを始めてみました。

 

アカウントは、@kokorokay です。

 

 

こないだ初めて返信を頂きまして、

 

「あー、こうやって知らない人とも交流ができるのね!」と、とても興味深かったです^^

 

 

子育てに関してツイートをした時のこと。

 

しつけのためとは言え、子どもは絶対に殴っちゃいかん」とつぶやきました。

 

そうしたら、

 

 

暴力は絶対反対、という考え方には、人間臭さに欠けるので違和感がある

 

という返信を下さった方がいたんです。

 

 

 

そう言われても、心理学的にはしつけのためなら殴ってもOKという理論はないので、

 

人間臭さは、暴力以外で示したらいいんじゃないか

 

と返信をしたのですが、そうしたら、

 

 

家事も仕事もしていると、自分だって爆発することがなくもない

 

という返信がきました。

 

 

 

実は、爆発してしまう気持ち、とてもよくわかります。

 

私も、ベビーシッター業をしていたとき、

手をあげそうなくらいカーーーッッとしたことは何度もありました…。。

 

ぶたないまでも、言うことを聞かせようと怒鳴ってしまったこともあります。

 

 

だけど、冷静になって

 

どうしてそういうことをしたかを考えてみると、

 

「言うことを聞かせられない自分が、なめられてると感じたから」じゃないかなと思っています。

 

自分の都合で子どもをコントロールしようとしたのに、コントロールできず、

 

「なんでそんなことしなくちゃいけないの?」と聞かれても、

 

子どもの方が論理的で、自分の考えは辻褄が合っていない時があって

 

その論理性のなさを認めたくないゆえに

 

威嚇をしていたんです。

 

 

 

叩いてしまったり、怒鳴ってしまったりしている大人は、

 

私と同じような、自分を守るための威嚇をしているのではないかと思っています。

 

 

 

ただ、これは無意識なので、

 

表向きには、「殴るのはあなたのためを思ってのことよ」という考えを本気で信じてしまっている親御さんも多いです。

 

 

なぜしつけのために手をあげてはいけないのか?

 

どうしてダメなのか…についてですが、

 

一番大きいのは、

 

叩くという行為は、子どもにとっては恐怖でしかないから

 

という理由です。

 

 

子どもを叩くということに愛情があろうがなかろうが、

 

子ども側の心理から見ると、親がやっていることは理不尽な暴力です。

 

 

暴力はやっぱり、子どもからしたら怖いもの。

 

親は、怒って言うことを聞かせることが良いことがと思っているかもしれないですが、

 

子どもからしたら「怖いから言うことを聞いている」だけで、きちんとしたしつけにはなっていません。

 

「どうしてダメなのか」を理解していなければ、

 

ママに隠れて同じことをしようとするかもしれません。

 

そして、恐怖におびえてしまうと、

親の顔色をうかがったり、自分のしたいことを我慢しすぎる子になってしまいます。

 

 

子どもは、言葉で説明すればほとんどのことは理解できます。

 

なのに、「どうして言っていることがわからないの!?」って怒鳴って怒ってしまう人には、

 

ただただ、説明の仕方が悪いか、説明する説得力に欠けているのか、のどっちかなんです。

 

 

「そんなことをしてると後でご飯食べさせないよ!」とか、

 

「後でお尻叩くよ!」とかいうのも

 

大人の力を振りかざした脅し、言葉の暴力です。

 

 

また、そうやって言われて育った子は、問題解決のためには暴力を使ってもいいという価値観を持つ傾向があります。

 

これが、子どもを殴ってはいけない2つ目の理由です。

 

 

実際私は、親や教師から、殴られて育てられてきました。

 

「お前らのことを思って」とか

「たたくこっちの身にもなれ」とか

「こっちだって殴る手は痛いんだ!こんなこと、愛情がなければしない!」とか、

 

散々聞かされたし、散々殴られました。

 

その結果、心理学を勉強するまでは、「正義を守るためには暴力もOK」、「殴ることは愛情」という価値観が身についていたと思います。

 

その結果、小学校で学級委員長をしていたとき、

 

朝礼できちんと整列をしてくれない子を、

容赦なく殴ってました…。

 

恐ろしい女子ですね(笑)

 

 

 

子どもを殴ってはいけない第3の理由

 

親が殴る時というのは、相当の時なので、大概は感情的になってしまっていると思います。

 

感情的になって手を出したとするならば、それはDVや虐待の構造と同じなんです。

 

 

DVをする夫が、妻を感情的に殴ってしまった後で言う言葉を知っていますか?

 

「本当は愛しているんだ、本当ごめん。でも、愛情なんだ」と謝るし、急に優しくなるんです。

 

手をあげてしまった後で、「手をあげてしまって、ごめんなさい」と言う。

 

お子さんにしたことはありませんか?

 

おそらく、最近は、子どもに手をあげる親御さんは昔に比べたら少なくなってきたと思います。

 

だけど、「怒鳴る」「脅す」という威嚇行為でさえ、子どもにとっては怖いものなんです。

 

 

頑張って、大人の論理力を発揮してください。

 

 

もしカーっとなって、万が一手が出てしまう時もあったとしたら、

 

「ぶっちゃって悪いことしたな」と罪悪感を持って当たり前だと思います。

 

 

「叩いたのはあなたが悪いからよ」なんて、絶対に自分の行為を正当化をしてはいけないし、

 

「愛情があるから叩く」なんて、歪んだ愛情論を展開しないでください。

 

***

 

 

 

もうひとつ。

 

「叩くのは愛情があるから」という家庭に育った子は

大人になってもそのようなパートナーを引き寄せます。

 

DVの被害にあってしまう人は、きっと小さい頃に親から怒られて、びくびくしてきた過去があると思います。

 

お子さんがそうならないためにも、

 

「言葉による解決」

 

が何事においても大切だと思います。

 

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