前回の続き。「心の構造を変えるには?」という話。
前回の話はこちら→薬に頼りきらない、うつ病治療のススメ
心の構造を変えるにはどうしたらいいか。
まず、心の構造っていうのは、考え方のクセ みたいなものなのですが、
それを認識することから始めます。
ダイエットをする時に、「自分って、お腹周りが太ってるんだ…」と認識しないと
正しいダイエット方法を見つけられないのと同じです。
心の構造を認識した後は、
理想となる心の構造をイメージしながら、少しずつ考え方のクセを変えていくと、
強いストレスにさらされても、自分で対応できるようになり、
多少暗い気持ちになることはあっても、
薬を飲まないといけないほどの鬱にはならなくなります。
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心の構造は、短いキーワードの積み重ねで出来ているのですが、
私は、クライアント様がよく使う言葉や考え方、夢の内容から、
精神分析の理論を通して、キーワードを探します。
例えば、
困った時に、「他の人だったらどうするんだろう?」って考える人は、
心理構造の中に
「人に頼りたい(甘え)」
という言葉があったり、
結婚相手を探す時に、「親友の○○より、いい男をつかまえたい」って考える人は、
心理構造の中に
「他人と比べて、常に上でありたい(優勝劣敗)」
という言葉があったり、
パートナーとの関係に悩んでいる時に、
「あー、他の人なら私を幸せにしてくれるかもしれないのに」って考える人は、
「幸せは他人によってもたらされる(他力本願)」
っていう言葉があったりします。
こういう、心理構造の中にある言葉ひとつひとつって、
多分、他人から突っ込まれない限り、自分では気づくことがありません。
※ちなみに、この3つの考え方のクセは、
本当の幸せを求めるのであれば絶対に書き換えた方がいいと感じているものの代表です。
なので、まずは認識することで、自分の考え方のクセを知ってもらいます。
夢分析を使う場合は、その場で夢に出てきた人やもののイメージを
深堀りしていきます。
夢分析については、過去のブログを見てください♪
心の構造は、認識をするだけで、
すでに構造を変えていくための第一歩は終わっているのですが、
考え方のクセを認識できたら、
そこからは、理想像に近づけるにはどうしたらいいのかを一緒に考えていきます。
そうすることで、ほとんどの人は、自然と理想に向かうような行動をとるようになります。
ダイエットも、「私って平均の人よりも太ってるんだ…」って気が付いて、
「こういう体型になりたい」って理想像を掲げるだけで、
食べ過ぎないようにしよう…っていう自制心が働きますよね。
それと同じだと思います。
ただ、心の構造を変えるのも、ダイエットをするのも、
重要なのは持続力です。
その持続力をサポートするのが、コーチングになります。
うつになった人の場合、
心の構造の中に、うつになってしまった原因(考え方のクセ) があります。
原因 = 悪いもの
というわけではありませんが、
二度とうつ病にならないためには、
その原因を少し考えてみて、心の構造を変化させてしまうことを強くお勧めします。
考え方のクセを見直して変化させていく。
その作業に薬は必要ありません。
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薬を飲まなくてもうつ病を改善したい、という方。
力になれると思います。ぜひいらしてください。
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