あまり精神分析とは関係ないのだけれど、

とても感動したのでシェア。

 

私、アメリカのTEDが好きで、

Eテレで放映されている「スーパープレゼンテーション」という番組を

毎週見ているのですが、

 

11/19に放映された、ジョン・ハンターという教師のプレゼンに心を打たれました。

 

「9歳が挑戦!世界平和ゲーム」

図1

 

 

 

 

 

http://www.ted.com/talks/john_hunter_on_the_world_peace_game?language=ja

 

「世界平和ゲーム」というのは、どうしたら全世界が平和になるかを考えるゲームで、
そのゲームを通して、色々なことを学ぼうっていう授業を考えたのが、

TEDプレゼンターのハンター先生です。

 

ゲームのスタートとしては、まず、先生が子ども達をいくつかの国に分けた後、

それぞれに首相や財務大臣や国務長官などを決めます。

 

そして、1回1回の授業で、先生が色々な問題を与えてきます。

 

色々な手段を使って、みんなで問題を解決して、

最終的に全ての国が平和で、資産を増やせていれば、

ミッションクリアだそうです。

 

 

VTRを見ていると、

 

子どもの自由な発想を促そうとしている、

ハンター先生の度量の大きさにも感動するんだけど、

 

9歳の子どもって結構考えてるし、

色々なことがもう理解できる年齢なんだな、と感動しました。

 

 

オリジナリティに溢れたゲームは、ハンター先生が独自に編み出したもの。

 

子どもの個性や主張を尊重しながら、

小学4年生の頃から、

「戦争をしたら平和になるのか?」

「どうすれば経済が潤うのか」ということを考えさせる。

 

そうすることで、チームワークや、リーダーシップ、論理的思考力などを学んでいくんです。

 

そして、子どもの達に全てを任せていると、

 

想像以上に素晴らしい方向へを導いてくれるときがあるんだそうです。

 

寄付をして貧しい国を救ったり、

戦争をすると悲しむお母さんが必ずいて、戦勝国にも傷つく人が出るんだと気付いたり。

 

子どもの賢さに感動して、涙が出ました。

 

そして、

 

子どもの時に、こんな授業を受けたかった。

 

 

世界中でこんな授業が出来れば、

 

将来、世界平和が本当に訪れるんじゃないかと思います。

 

 

ただ、このゲームを運営するためには

先生の方に上手にサポートしていくスキルが必要だし、

 

政治の思想なんかは誘導してしまうことだって可能なだけに、

大きなリスクがあります。

 

なので、とても魅力的な授業なんだけど、

 

真似すればいいじゃん、っていうわけにもいかないだろうなあ…とも感じました。

 

 

世界平和ゲームを使えば、論理的思考力とか、創造的思考力とか、

日本人に足りない力が養われると思います。

 

だけど、文科省の対応を見ていると、

まずは論理的思考力よりも、英語力!って思ってるんですかね??
言葉が出来ても思考力がなければ、

海外の人と話をしても、なんの主張もできないし

本当に意味あるのかなあ??…って思うんですけどね。

 

 

世界平和ゲームを通して、海外の国の事情に興味が持てるようになれば、

英語を自分で勉強して海外に行ってみたい、っていう子どもが増えるんじゃないかなって思います。

 

 

とにもかくにも、

日本にも、こういう授業ができるような先生が

どんどん出てくるといいなあと。

 

そして、日本の将来を支える子どもたちが

より賢くなりますように。