オールOK子育ての話をしていると、
「健康のことを考えれば、
子どもが食べたくないものも食べさせないといけないと思うのだけれど、
子どもはお菓子を食べたいという。お菓子ばかり食べさせてもいいのか?」
と聞かれることがあります。
「お菓子を食べたい」というのであれば、OKを出すのが鉄則なのですが、
やっぱりお菓子ばかり食べていては、健康面で心配になりますよね。
ただ、実は子どもは、ごはんを美味しく食べていれば
そこまでお菓子を食べたがりません。
(とはいえ、目に入れば食べたくなるのが当然なので、
お菓子は基本的に目に触れないような場所に置いておいて頂きたいですが…)
ということは、、
お菓子ばかり食べてしまうということは、、
ママの料理が美味しくないのかもしれないわけです…
もしくは、料理は美味しかったとしても、
何か食が進まない理由があるのかもしれません。
そこで、ママの料理を子どもが美味しく食べられる条件を
全部で9つ考えてみました。
あなたは、どんな食事だったら、どんな食卓だったら、
食が進むと思いますか…?
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①手作り
やっぱりお母さんの手作りは美味しく感じます。
なんていったって、子どもの好きな味にできるんですからね!
カップラーメンやコンビニのおにぎりよりも、
やっぱり手作りの料理がほっとします。
②美味しい
大前提ですね…。
けど、自分の料理の味見をしていない方、結構いらっしゃいます。
また、料理にも「こうすると、こうなる」という基本ルールがあるのですが、
あまり詳しくない人も多いですよね。
例えばハンバーグなんかだと、
タネをよくこねることや、焼く前にパテの空気を抜くこと、
弱火で蒸し焼きにすることで肉汁を閉じ込める、など、、
美味しく作るコツがありますよね。
母親が美味しい料理を作るコツを知らなければ、
子どもだって美味しいと感じませんので、、
料理の腕を磨く必要があります。。
③温かいものは温かいまま
ご飯やお味噌汁は、温かいから美味しいんですよね。
そして何よりも作りたて、炊き立てが美味しい。
冷めたご飯をテーブルに置いておいて、
「チンして食べてね」では、やっぱり美味しさは半減するんじゃないかと思うんです。
④冷たいものは冷たいまま
③同様ですね。
冷ややっこは冷えているに限ります!
⑤だれかと一緒に
一人で食べるごはんより、だれかと一緒に食べる方が美味しく感じます。
もし、ママと子どもが食べる時間がちがければ、
ママは一緒に食卓に座っていてくれるだけでOKです。
⑥団らんをしながら(会話)
だれかと一緒でも、みんなが静かに食べるより、
わいわい、「美味しいね!」と言いながら食べた方が美味しいに決まっています。
笑顔で会話をしながら、団らんがあると食が進みます^^
私は、小学生の頃、担任の先生に
「話をしていると時間内に給食を食べられない人が多いから、
今日からは話は一切せずに食べなさい」と言われたことがあったのですが、
いやあ…、修行のような時間でした…
⑦好きなものを
もちろん、好きなものを食べたいですよね。
幼い頃の多少の偏食は大丈夫。
大人になれば、さすがに食べられるようになります。
⑧好きな時に
おなかが空いたときが、食べるとき。
そうじゃなくて、「12時だからお昼食べよう」みたいに
時間でごはんを食べていると、
自分の身体が何を欲しているのかわからなくなってしまいます。
⑨好きな量だけ
自分の食べれる量は、自分で決めればいいんです。
もちろん、食べられない量は、残せばいいです。
一つ一つはそんなに難しいことではないのですが、
全てを実現できる食卓はなかなかないのかもしれません。
私自身は、「出されたものはすべて食べなさい」と言われて育ちました。
なにか文句を言おうものなら、
「もう、全部食べなくていい」とヒステリックに言われるような食卓でした。
「自分の分を食べたら終わり」という食生活だったせいか、
何を食べても「満足」というのがわからなくて、
社会人になって自分のお金でごはんを食べるようになってから、
食べすぎてしまうことが多かったように思います。
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みんなで楽しく、美味しくて暖かい手作りのご飯で、
しかも自分が好きなものを好きな時に、好きな量だけ食べられる食卓。
こんな食卓が家にあれば、
お子さんも、お菓子じゃなくてごはんを選ぶと思います。
けど、9つの条件を満たした食卓を提供するには、
愛が必要ですよね。
「愛は食卓にある」
こんな企業キャッチコピーを考えたキューピーは、
相当センスがいいな、と思うのでした。