「子育てには正解はない」とは言うけれど、
私は、「間違いはある」って思っています。
だけど、ママパパの中には、
その間違いに気が付いていない人もいるだろうなあと思います。
そして、「間違いだったのではないか?」と不安になるのは、
きっと、子どもがなにか問題を起こしたとき。
例えば、子どもがいじめにあったり、
逆にいじめの加害者になったり、
不登校になったり、万引きや窃盗を繰り返したり。
そうなって初めて、
親は「自分の育て方の何がいけなかったのだろう…?」と
振り返ることになります。
では、「子育てにおける間違い」ってなんでしょう…?
さすがに、虐待レベルになれば、
「それは間違っている」と認識される方は多いと思います。
だけど、子どもへの声かけというレベルにも間違いが存在するということは、
あまり知られていないんだろうなって思うわけです。
特に、子どもが問題行動や事故を起こす場合は、
親が知らず知らずのうちにとってしまっている行動が
子どもに大きな影響を与えていることがよくあります。
例えば、子どもって、誰かをいじめる時「無視をする」ことがあります。
それって、そのいじめっ子がきっと、
無視をされることは辛いんだってことをよく知っているからです。
ではなぜ知っているのか、と言えば、
家庭で無視されたことがあるからですよね。
きっと親としては、子どもを無視したなんて記憶は全然ないかもしれません。
だけど、子どもが「無視されることって辛いんだ」って学んでしまったというのは、
何かしら、親に無視された経験をしているに違いないのです。
親は無意識、
だけど、子供には大きな影響を及ぼしている…
そんな出来事は、たっくさん存在しています。
また、子育ては基本的に、
自分がされてきたことと同じことを繰り返します。
そして、子育て方法が間違っているかどうかなんて、
教えてくれる人はほとんどいません。
なので、「子どもをどう育てるのが良いことなのか?」なんて、
知らなくて当たり前だと思います。
ただ、実際に鬱病などで心に悩みを抱えてカウンセリングにいらっしゃる方々は、
話を聞いていると、おしなべて、間違った子育ての元で育った過去があります。
おそらく、その方々を育てた親世代も、
何が正しいかがわからず、
知らず知らずのうちに子どもの心に負荷をかけてしまっていたのだと思います。
その証拠に、クライアントさんが勇気を出して
「お母さんにこう言われたことが本当は嫌だった」と訴えに行くと、
親御さんからは「そんなこと言ったっけ?」と言われることがあります。
子どもを傷つけてしまった自覚もなければ、記憶すらないわけですよね。
けどこれってきっと、愛情がなかったわけではなくて、
本当にただ、知らなかっただけなんだと思います。
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逆に考えれば、
知っていれば防げたことだってたくさんあるわけです。
例えば、
親が無意識に「あなたって本番に弱いから何かミスしないか心配よ、今回も何か忘れ物してない?」と言って試合に送る出すかわりに、
「あなたは本番に強いから大丈夫!いってらっしゃい!」と送りだした場合、
なんだか後者の方が、元気が出て、実力を発揮できそうな気がしませんか?
実際、心配されることよりも、応援だけをされた方が
子どもは力を発揮します。
そうだと知っていれば、
きっと親御さんは、ネガティブなことをイメージさせる発言はしないはずです。
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私は無意識分析の専門家です。
無意識がどのように人の考え方に作用しているのかを知っているカウンセラーだからこそ、
知らず知らずのうちに間違った子育てをしていないかどうか
世の中のママパパにもっと考えてもらいたいと思っています。
無知は罪。
そうならないように願うばかりです。
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幸せな世の中を作っていくには、
社会の基盤である「家庭」が大切です。
親が正しい子育てができるようになれば、
幸せな子どもが育ち、家庭に笑顔が増えます。
私のところへいらしてくだされば、
子育ての中で間違っている部分はあるのかないのか、
心理カウンセラーの立場から、
中立的かつ客観的に判断してお伝えすることができます。
自分の子育てを指摘されるのって、
あまりいい気分ではないと思います。。
だけど、子どものために自分の行動を変えてみよう!という
勇気あるママパパがどんどん増えるといいなと思っています。