子どもの集中力の話。
子どもの集中力というのは、
そもそも、そんなに長くありません。
というか、大人だって、そんなに集中できるもんじゃありません。
だけど、子どもの勉強とか習い事を見てて、
「うちの子、飽きっぽいんです」
「長続きしないんです」
と困っているお母さんもいるんじゃないでしょうか?
集中力を高めるには、まず、環境づくりが大切です。
何かテレビとか、誰かの声で
やっていることを中断されないような環境。
勉強でも、ピアノの練習でも、
出来るだけ一人で集中できる場所が欲しいですね^^
ただ、それでも集中しない場合も多いです。
そして、最終的な議論は、
「そこに興味があるかないか」という話になります。
ゲームだったらすごい集中力を発揮する、という子も多いですよね。
興味のあるもの(ゲームとか)に、
すごい集中力を発揮できるポテンシャルがあるのであれば、
他のものへの集中力も育てられます。
そして、その鍵となるのが「好奇心」。
周りの大人が工夫して、
好奇心を持てるような取り組みをすればいいんです。
例えば、
ゲームみたいな感じで算数や国語をやってもいいし、
理科や社会だったら、実験をしてみたり、
身近な話に結び付けてみたり。
勉強で言えば、
やっぱり塾の先生は「好奇心の育て方」や「興味の持たせ方」が
上手だなあ!って思います。
とはいえ、興味すら持ってくれない…という場合とか、
お子さんが何をさせても飽きてしまうという場合、、
「ほら、これ楽しいでしょ?!やってみなさい!」と押し付けがましくなってませんか??
子どもは、大人がそれを本当に好きかどうか、見分ける力を持っています。
親が本当に好きそうだったら、
子どもも「やってみたい」となるわけですが、
親が好きそうじゃない場合、
「これは楽しそうだ」というのが伝わらないようです。
そして、
英語とか歴史とか、親は苦手なんだけど、、
子どもには興味を持ってもらいたい!という場合、
ぜひ、その分野に興味を持っている人のところへ連れてってあげてください!
それは、英語とか歴史を教えてる先生とは限りません。
興味あることを、ワクワク・キラキラした目で話す人をつかまえて、
そこからの影響を受けられるように、環境を整えてあげてください。
例えば、おじいちゃん、おばあちゃんとかでも、
何かをすごく好きでやっている人が近くにいれば、興味はムクムクと育てられます。
おじいちゃんが将棋好きで、すごい楽しそうだった、とか
おばあちゃんがフランス語を習ってて、興味を持ったとか
そういうことは大いにあると思います。
ちなみに、集中の形は、
「集中型」と、「拡散型」がいるようで、
机で勉強させると、気が散っちゃって
まったく集中できない、という子は、「拡散型」のようです。
気が散ってしまうというのは、
マルチタスク型というか
テレビを見ながらでも、ある程度、勉強もできてたりします。
(テレビに集中しちゃう子は、「集中型」ですから、環境を整える必要があります)
「拡張型」の子というのは、
逆に考えれば、「色々なところに気がつく」ということですから
気が利く子になります。
ちなみに私は「拡張型」です。
剣道の試合中でも、応援の声が全部聞こえるし、
集中しなさい!と怒られたことが何回もあります。
だけど、色々なことに気がつきます。
ホテルで勤務していた時は、
自分のお客さんを相手しながら、
横のスタッフが話しているお客さんの顔を覚えられました。
外で雨が降っていれば、
チェックアウトの手続きをしながら、
荷物を見て、「傘はお持ちですか?」と聞くことができます。
なので、お子さんが注意散漫で拡張型の場合、
無理に集中させようとせず、
至るところに勉強の教材を置くとか、
ちょっとだけでも勉強するように環境を作ってもいいかもしれません。
あとは、集中するまでに、
ウォーミングアップとして、「5分だけやる」と決めて
タイマーを5分かけてやるのもオススメです!
「集中しなさい!」と怒るよりも、
その勉強自体に興味を持たせてあげることが
親の仕事かもしれませんね。