精神分析は、ざっくりと言えば、
「色々な出来事の原因は、無意識なんです」というのが考えの軸になっています。
なので、もちろん、無意識の状態がどうなっているかを一番重視します。
そして、無意識を分析する際には、本人が持っている「言葉」をベースにして探ることが大半です。
身体の動きや、身体症状、着ている服装などからも
なんとなく分析はできるのですが、
やはりメインは「言葉」です。
代表的な分析方法というのは、昔ながらの「自由連想法」です。
ソファーに横たわって、リラックスしてもらいながら、
ある言葉から連想するものをバンバン口に出して言ってもらう、という手法です。
この自由連想法、私は夢分析をする時に使います。
「海で泳いでいる夢を見た」と聞けば、
「泳ぐ」っていうのはどういうイメージですか?
というように聞くわけです。
ただ、色々なクライアントに接していると、
たまに、「○○から連想するものって言っても、まったくイメージがありません」と答えたりする人もいます。
そういう場合、
夢を構成しているのは言語である、という論理でいくと、
何かの言葉が変換された結果が夢に出てきているんでは?とも考えることができます。
ちなみに、音だけは同じなんだけど、漢字が違うんだよね、という場合もあるし、
なんだか言い間違いのように聞こえるね、という場合もあります。
例えば、
夢に大きな”石”が出てきたりすると、大きな”意思”が関わってたり、
“城”が出てきたりすると、ああしろ、こうしろの「しろ!」という命令口調が関わってたりします。
ダジャレじゃん!
って思うことも多々あるのですが、
ラカンの理論を応用していくと、こういう分析に到達するんです。
無意識を構成する言葉の世界、面白いでしょう…^^
私は、こんな言葉の世界が大好きです。
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