アダルトチルドレンと呼ばれる方々の特徴を色々と挙げてみました。
中々、自分ではアダルトチルドレンとは気付かないと思うのだけれど・・・
・物事に白黒をつけたがる:勝つか負けるか、100か0か、で物事を判断しがち
・結果をすぐに求めすぎて待つことを知らない
・楽しみを味わうことを知らない
・身体の感覚に鈍感。ぶたれても痛さを感じない
・一旦甘えてしまうと、ずっと依存して、しがみついてしまう
・世話やきをしすぎる
・まだ起こっていもいないのに、不安に縛られる
・良い子にしていないと、見捨てられるような不安がある
・相手をわざと怒らせて試す。例えば、恋人に「もう別れる」と言って相手の出方をうかがってしまう
などなど。
こんなん、ほんの一部です・・・><
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私は医者ではないので、クライアントの状態に病名をつけることは出来ないし、
「あなた、アダルトチルドレンですよー」とは言えないのだけれど、
精神的に疲れてしまっている人の多くには、アダルトチルドレンの傾向は大いにあります。
フロイト先生によれば、人の性格や行動は、
無意識を源泉としたリビドーによって成り立っているんだけど、
「リビドー」というのは、心的エネルギー。
んと、なんか、リビドー=性的なエネルギー と言われる事があるんだけど、
“性的”ってしちゃうと、セクシャルな感じのエネルギーというような誤解が生じるので、
私は「心的エネルギー」という言葉を使います。
で、リビドー発達論っていって、
リビドーを充足させる対象は、人が成長する過程で移り変わっていくもの、という理論があるんだけど
リビドーが、満たされるべき段階で満たされていないと、後々の性格形成に影響を与えるんですな。
満たされるべき段階で、大きく性格形成に関わるのは、
◆口唇期(誕生~1歳半)
◆肛門期(生後8ヶ月~3、4歳)
◆エディプス期(3、4歳~6、7歳)
の3つ。
んで、それぞれの段階でリビドーが満たされないことを、「欠損」と呼んでますが、
口唇期欠損の場合は○○な性格、肛門期欠損の場合は○○な性格・・・というように、
段階ごとに特徴が表れます。
ただ、これは、程度の差はあっても誰しもが持っている性格。
問題なのは、欠損が大きいときに、その特徴が病的な感じになること。
で、機能不全家庭で育った人(アダルトチルドレン)というのは、
この3つの段階全てで、リビドーを全く充足させないまま大人になった人、
欠損の程度が大きい人です。
で、欠損の結果としてできあがったのが、最初に挙げたような特徴。
これ、欠損しているからって悪いことでもなくて、全部をネガティブに捉える必要はないんだけど、
欠損している部分は、大きいよりも小さい方が、幸福度は高くなると思う^^
例えば、「物事に白黒をつけたがる」人は、肛門期欠損の特徴。
こういう人は、物事を「勝つか負けるか」で判断するので、
勝つための努力はすさまじいものがあって、
その努力のおかげで、社会で成功している人もいる。
だけど、負けたくなくていつも頑張ってるから、精神的に疲れちゃうんだよね。
段階ごとに、欠損によってどんな傾向になるのか、
具体的に区分した方がもっとわかりやすいとは思うのですが、
整頓できたらまた書きまする。
今日はこんなところで。