お子さんが不登校だったり、
引きこもったりしたお母さん達と話をしていると
言葉の節々に、
「子育てってこうすべきだよね」という既成概念を持っているのを感じます。
・わがままな大人にしてはいけない
・友達は多ければ多いほどいい
・食べ物の好き嫌いはしちゃいけない
・一人っ子はかわいそうだ
お母さん達は色々考えて、
「これが子どものため!」という観点で
努力をしてるんだと思います。
うちの母親も、「小学校受験をさせることは、絶対に子どものためになる!」と信じた結果、
兄に猛烈な受験勉強をさせ、10円ハゲを作り出しました。
子どものため!という免罪符を掲げて、
自分のエゴを押し付けてるにすぎないんですが、
中々、客観的には見えないですよね。
レベルの差はあると思うので、
「あれ、私はそんなひどいことしてないのになあ…」と思うお母さんもいるかもしれませんが、
例えば、子どもとスーパーに言って「お菓子欲しい」って言いだしたときに
「ママはこっちが好きだよ」とか、
「この方が美味しそうじゃない?」とか、
少しずつ少しずつ、
自分が望ましいと思う方向に子どもをコントロールしてる親は多いものです。
お菓子はあまり食べさせないことが「子どものため」で、
「親の使命」と感じているのかもしれません。
だけど、その裏にあるのは
「親として、こうすることが正しい」という思い込みです。
この思い込みが、子どもの心を圧迫している可能性があります。
子どもが欲しがるのには、「理由」があります。
これが欲しい!という気持ちを尊重して
その「理由」に寄り添ってみてはいかがでしょうか?