Q:子どもが「犬を飼いたい」と言ってきたのですが、
住んでいるマンションがペット禁止です。
どうすればいいですか?
A: ペット禁止のマンションでは仕方がありませんので、
頭ごなしに「絶対ダメ!」というのではなく、
よくお子さんと話をした上で、
何か代替案はないか、
どうしても何かを飼いたいのであれば、他の動物ではどうか、と
提案をしてみてください。
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もし、物理的な問題が全くないのであれば、
アニマルセラピーというものがあるくらいですし、
ぜひ飼ってあげてください!
母親としては、
「死んだときがかわいそうだし」とか
「どうせお世話するのは私になるんだろうから、面倒」とか
飼うのを躊躇してしまう時もあると思います。
それでも、子どもが本気で動物を飼いたいと思っているのであれば
その気持ちにOKを出すメリットは計り知れません。
そして、ペットの存在は、
お子さんの心の成長にはとてもいい影響を与えてくれます。
愛着をもって育てれば、
そのペットが死んだ時は確かに悲しいですが、
ペットの死を体験した子どもは、
命の大切さを学び、
悲しみを乗り越えていくことで
かなり人間的に成長します。
特に、犬や猫など、
とても愛着のあるペットが亡くなるとき、
子供は、とても大きな転換期を迎えることが多いんです。
例えば、引きこもりの子供が、
自分がかわいがっていた犬が亡くなったことをきっかけに
学校に通い始めるというのは、よくある事例です。
とはいえ、お母さん側としては、
「どうせ子どもは世話をしなくなって、自分の負担が増えるんだろうし、
それを考えると、気が進まない」という面もあると思います。
実際、子どもが「自分が世話をするから」と約束しても
100%自分でお世話をする子どもは、
ほぼいないと思います。。
それでも!
飼い始める前に
「自分がきちんとお世話をすること」と約束を決めておいて、
絶対に親が手を出さないようにすれば
自立心や責任感を育めるきっかけになります。
また、案外、ペットを飼うことになると、
親が子供よりも先にお世話をしてしまっていることも多いように思いますが、
親が「言われないことはしない」というオールOK子育ての
態度をトレーニングするのにもいいきっかけかもしれません。
例えば、ペットにご飯をあげるのを忘れているようであれば、
「忘れてない?」「ご飯はあげた?」と、
ただ聞くだけで大丈夫です。
もし「お母さんがエサあげて」と子どもから言われれば、
オールOKですから、それには応える必要があります。
(ただし、言われたときだけ…!)
子供が学校に行っている間などは、
「お母さんは何をしておけばいいの?」と、
子どもの指示を仰いでおくのがいいと思います。
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ちなみに、犬猫に比べれば、
魚やインコなどは飼いやすくていいですよ^^
インコは多少うるさいかもしれませんが、
魚は静かです。
インコはかなり懐きますし、
魚は温度管理などで若干の手間はかかるものの、
水槽に近づくだけで「エサちょーだい」と
パクパク口を動かす姿はかわいいです♪
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ペットを飼えない物理的な理由がなかったとしても、
子どもからのリクエストにOKを出すのに抵抗感がある場合は、
もしかすると、
親の都合を優先させていたり、
親自身に何かしらの心理的葛藤があったり、
親の方に論理的に説明できない何かがあるかもしれませんね。
ペットを飼うにも、お金はそれなりにかかりますが、
子どもの心理的影響を考えれば、
デメリットよりもメリットだらけです^^
ぜひ積極的に飼ってあげてください!