元旦にテレビを見ていたら、
NHKで面白い特番がやっていました。

『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』

公式サイトはこちら→http://www.nhk.or.jp/jirenma/

 

調べてみたら番組自体は毎月やってるみたいで、元旦はスペシャルだったんですね。

私も、討論を繰り広げている人達と同じ世代。
バブルを知らない世代です。

 

そんな世代が考える、

「世の中を良くしていくためにはどうしたらいいか…」

という議論を見ていて、

私はどうしたらいいのだろうと、心理学の面から少し考えてみました。

 

 

経済学者の見解として、資本主義は終わることがない、そうです。

ということは、

この先も、社会では競争の原理が働きます。

 

役に立つものが選ばれ、役立たないものは淘汰されていく。

 

そうなれば、すべての軸を、勝つか負けるかで判断する傾向が深まります。

 

幸せな人が勝ち

 

という勝ち負けになればまだいいですが、

 

どうしても、収入・学歴・役職・会社の名前など、

ステータスの面で勝ち負けを決めてしまうような人も増えてきます。

 

ただ、そんな中、

やりたいことをやっているんだから幸せだ、という人達も増えてきたのも事実。

 

そういう事実を鑑みると、

まずは、

幸せの定義って、かなり多様化してきたよね?

っていう議論が必要なんじゃないかと思うんです。

 

結局は、何が幸せなのか?というコンセンサスがないから、

議論がまとまらない。

 

そのせいで、

女性の社会進出だとか、
ネットを使った新しい働き方だとか、
少子化対策とか、

そういったテーマに沿って議論をせざるを得ないっていう感じがしています。

 

一昔前は、「経済的な余裕」=幸せ という感覚が中心だったから、

どうしたら経済を活性化するか?だけを議論していれば良かったんです。

 

経済を活性化するためには

・女性に労働力になってもらう
・ネットを使って仕事のできる環境を作って働きやすくする
・少子化対策をする

は、かなり大切な問題です。

 

だけど、今は「幸せ」の感覚が変わってきていて、

バブル崩壊によって生まれてきた、
お金があるからって幸せとは限らないよね?という感覚があるような気がします。

 

そんなもんで、

こういうNHKの番組で、社会を議論することに無駄があるとまでは思わないけど、

なんとも限界があるだろうなあというのが第一印象。

 

そして、みんなの話のかみ合わなさっぷりが、とても違和感で。

 

論客が一人ひとり、

その立場から見た「今の世の中はこうなっている」という状況は

紹介しているのだけれど、それにとどまらず、

 

「今後、こうしたらいいんじゃないか」という提言がもう少し聞けたら

良かったなあ…と感じました。

 

 

心理学の面からは、

幸せは、自分の心の中にある、と考えられています。

 

個人個人が、どうしたら自分が幸せになって、世の中もハッピーになるか
少しでも想いを馳せることが必要だし、

 

個人で考えることに限界があるのであれば、

 

そういう人を500%の力でサポートしていくのが
私の役割かなと、改めて感じた元旦でした。

 

みなさんも、幸せってなんだろうと考えつつ、

幸せを噛みしめられるお正月になりますように。

 

 

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