人が描く「絵」には、その人の無意識がかなり現れますが、

絵を書いた人の心理を探る方法として、「描画法」と言うものがあります。

 

特に有名なのは、「バウムテスト」といって、木の絵を書く描画テストです。

(バウムというのはドイツ語で”樹木”です)

 

「無意識が絵に現れる」と言ってしまうと、

テストをするのが怖い!と言われることもあるのですが、

○○な木を書くと、○○な性格だ!とまで、

性格のすべてが手に取るようにわかる、というわけではないですし、

テストの結果を見て、良い性格か悪い性格か、なんて判断しようとしているわけではないので

ぜひご安心を…^^

 

 

このバウムテストは、クライアント様から「やってみたい」と言われれば

もちろんリクエストに応じますが、

 

精神分析にマストなものでもありません。

 

 

じゃあ、私がバウムテストを取り入れようとする時はいつかと言うと、

 

何も話したくない」、「何から話せばいいのかわからない

 

という方とお会いする時です。

 

というのも、

精神分析で無意識の状態を探っていこうとするとき、

インテグレーターは、その人が使う言語と、生まれ育った環境に注目していきます。

 

無意識を探っていく第一段階として、

 

どういう言葉を使う癖があって、どういう考え方の癖があるか?

どういう育ち方をして、どういう心理構造を作り上げてきたか?

 

というのが知りたいんです。

 

なので、自分からどんどん話をして下さる方からは、

無意識を分析するための手がかりがどんどん得られるので、

あまり苦労せずに心理構造の全容をつかむことができます。

 

だけど、逆に、こちらが質問をしてもあまりご自身のことを教えてくれない場合、

手がかりが見つからないので、分析に時間がかかるんです。

 

そんな時がバウムテストの出番。

 

手がかりをつかむために、まずは話のネタを作るという意味で、

絵の力を借りるときがあります。

 

あと、私のところへ来て下さるクライアント様は、

皆様、「自分の心を見つめたい」といって、自分から進んで来て下さっている方ばかりだし、

 

こちらが質問をしても、「それはあまり話したくない…」と露骨に言う方は

ほぼいないのですが、

 

どんな方も、無意識を知られてしまうことに何かしらの抵抗を持っているだろうと感じていますので、

 

初めていらして、だいぶ緊張をされている方なんかには、

まずはバウムテストをしながら、信頼関係を築ければいいな、と考えることもあります。

 

 

夢分析もそうなのですが、

バウムテストというのは、あくまでも、

「今の心理状態はこういう状態ですよね」と確認をするようなものです。

 

大ざっぱに言ってしまえば、軽い心理テストのようなものでしょうか。

 

ご興味があれば、ぜひ受けてみてくださいね^^

 

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ちなみに…

1月下旬より春日部カルチャーセンターで開講される、

「これであなたの深層心理がわかる!自己発見講座」にて

バウムテストを取り上げます。

 

他の心理テストも含めつつ、

第3火曜日 15:30~17:00 のスケジュールにて

3回組(月1回×3ヵ月)の講座を行いますので、

 

ご興味がありましたら、ぜひ春日部カルチャーセンターに直接お問い合わせください。

 

春日部カルチャーセンター

http://www.culture.gr.jp/newkensaku.php