精神分析を受けていく上で重要なことってなんだろう?と考えてみました。
いくつかありそうですが、
今日はまずこちら。
分析の結果を、ダメ出しと受け取らないこと
もともとプラス思考の人は、あまりそう感じないみたいですが、
ネガティブ思考の人が分析結果を聞くと、
「それって悪いことなんだ…」って受け取ってしまうことが多いようです。
例えば、
「あなたの無意識には、『もっと甘えたい』という気持ちがありますよ」と
分析すると、
「あ、ということは、甘えちゃいけないんだろうなあ」
「甘えないように頑張らなきゃいけないんだな」
と思ってしまうんですね。
甘え=ダメなこと と考えてしまうんです。
こちらは「甘えたいという気持ちがある」と言っているだけで、
「それはダメなことですよ」とは一言も言っていないのに、です。
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精神分析では、無意識の状態を 良い&悪いで考えることは一切しません。
なので、自分自身にダメ出しをして、
プレッシャーをかけてしまうことはしなくていいんです。
では、分析を受けた後、どうやって考えるのがベストなのでしょう。
それは、
無意識に従うことです。
無意識に従う…っていうと、欲望のままに生きるというイメージがあると思いますが、
それでOKです。
甘えたい気持ちがあるなら、甘えればいいんです。
そもそも、心理構造に「甘え」があるということは、
幼い頃に満足に甘えてきてないからです。
お母さんやお父さんに甘えたかった気持ちを、
一生懸命に封印して、我慢してきた結果、
無意識が「甘えたいよー!」と叫んでいるんです。
それなら、きちんと心を満たしてあげないと、
甘えられない状況がストレスになって、身体を壊しかねません。
無意識が「甘えたい」と言っているのなら、中途半端な甘えではダメです。
思いっきり甘えること
が必要です。
鬱で休職している人が、よく、
「甘えちゃいけないと思うのに、身体が動かない」と言っているのですが、
鬱になる人の無意識って、甘えが足りてないことがよくあります。
甘えが足りないから鬱になったのに、
「会社を休むなんて、甘えてる」
って思ってしまうようでは、
いつになっても改善しないんです。
甘え方が分からなくてどうしたらいいのか分からない、という人もいるのですが、
とにかく、ダラダラ、ゆっくり過ごすことを
「たまにはそういう時期があってもね」と許すことが、甘えです。
まあけど、
周りに甘えられる人がいなくって甘えられない…っていう人もいますよね。
そういう時のための、精神分析コーチングです。
私に思う存分甘えてください。
そして、セッションの場では、こちらは何も否定しないし、ダメ出しなんてしませんので、
自由にお話をしてください。
自分が思ったとおり、感じたことをありのままに人に伝えて、
すべてを受け入れてもらえるということは、
小さなことのように見えて、かなり大きな「甘え」になりますので^^
ここで、ご自身の小さな頃を思い出して頂きたいのですが、
「抱っこして」と言ったら、「甘えるんじゃないの!」と拒否をされませんでしたか?
ご両親があなたの話を聞いて、「何言ってるの?」とあしらわれませんでしたか?
「わがまま言わない良い子ね~」と、ワガママ=悪いこと と言われてきませんでしたか?
これはすべて、子どもの甘えを封じ込めるものです。
もし、こういう経験をしている場合、あなたも「甘え」に飢えている人かもしれません。
***
ちなみに、心理構造に「甘え」があった人が、
セッションを通して思う存分甘えられるようになるには、
ある程度の時間が必要です。
どれくらいの期間が必要となるかは、個人差がありますが、
甘えられていない場合、満たされていない気持ちがたくさんありますので
最低でも3ヵ月はかかります。
そして、焦らず、じっくり甘えの気持ちを満たしていくと、
いずれ、自然と自立心が育つようになります。
無理やり、強くなろうとする努力なんてしなくていいんです。
甘えたい時は甘えてください^^
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