アダルトチルドレンの人の中には、「母性喪失」という状況にあった人がいます。
今は、呼び方が変わったらしく、wikipediaには「母性的養育の剥奪(Deprivation of Maternal Care)」と書いてありました。
母性喪失というのは、家族の中に、母性と呼ばれるようなものがなかったことを言っています。
赤ちゃんが生まれたからには、必ず生みの親はいるはずですが、
なんらかの事情で母親と離れてしまったり、母親にあまり母性がなかったりした場合、それを「母性喪失」と呼びます。
そして、母性喪失の状況に育った人というのは、大人になってからアダルトチルドレンとなり、成長してから精神的なトラブルに見舞われる可能性が高いことがわかっています。
何らかの事情で母と離れてしまった、というのは、母親が長期間入院してたとか、離婚して母親が家を出て行った、とかを指しています。
また、母性のない母親というのは、
自分の子供に対して、
・まなざし
・声かけ
・スキンシップ
・関心
の4つを満たしてあげられない人のことです。
まなざし、声かけ、スキンシップ、関心。「母性」を定義するとしたら、この4つだと感じています。
そして、3歳くらいまでは毎日、この4つが必要だそうです。女性は赤ちゃんを妊娠することはできますが、子供を産んだからって出来るわけじゃないんですよね。
この4つは、やはり男性よりも女性が持ってる方がいいと言われています。
社会的には男女平等が叫ばれて久しいですが、子供が健全に成長する上で重要なのはやはり母性だし、母親です。
父親としての役割は、まなざしとかスキンシップよりも、 遊んだり社会的なルールを教えたり、なんですよね。
パパに父性があって、ママに母性があること。そんな家庭で育った子どもは、確実に健全に育ちます。
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子どもを保育園に預けるとなると、子どもにとっては一時的に母性喪失の環境になります。
ただ、家に帰ってきてから十分に、まなざし、声かけ、スキンシップ、関心の4つを与えてあげれば、子どもの精神は安定します。
膝の上で絵本を読んだり、子どもが寝るまで手をニギニギしたり、ベタベタと甘えさせてあげてください。
そして、パパはママのサポートです。ママが子どもにエネルギーを注ぐ分、パパはママにエネルギーを注ぐのが理想です。
「いつも子育てありがとう」って一言かけるだけでいいので、ママにエネルギーを注いでおくと、
子どももハッピー、ママも笑顔で、旦那さまも癒やされるというポジティブスパイラルに入れます♪
家族みんながハッピーになるために、スタートは旦那さまからかもしれないですね。