桜満開。春爛漫。

桜を見ると、なんだか心がウキウキして、
春がやってきたんだなー!と心が躍る今日この頃…。

実は、春はウツになりやすい季節だと言われています。

病気をしている人が亡くなるのも、実は冬よりも春の方が多いと言われているし、

やっぱり春は芽吹く季節、病も芽を出してしまうのかもしれません。

春にウツが多いと言われているのは、まず、環境の変化が訪れること。

卒業や入学、異動や転職、引っ越しなど、年度を境に環境が変わる人が多くいます。

慣れていたところから新しい環境に行く、というのは、ワクワクする一方で
少なからずストレスなんですよね。

それから、社会人であれば、新年度になることで、
社会での自分の存在意義のようなものに目を向けてしまうこと。

ウツになりやすい人は真面目な人が多いので、

「今年は○○するぞ!」というように、自分自身にプレッシャーをかけてしまう人も
多いと思います。

さらに、希望に満ち溢れる新入社員を間近に見て、
自分がダメな人間に思えてくるという人もいるかもしれません。

そして、存在意義に目を向けてしまうと、
「私は今のままで大丈夫なんだろうか」と思ってしまって、

それがドツボにハマったら「自分は果して社会で役に立っているのだろうか」とか、
「自分は生きている価値があるのか」というところまで行き着いちゃう人もいて。

その問いを答えないままにスルーして、
「でも今はとりあえず仕事に行こう」と思えるのであればまだいいのですが、

ネガティブスパイラルから抜け出せずにいると、ウツに入ってしまうんですよね。

それから、私は、桜の影響も大きいような気がしていて。

春は、空気が温かくなって陽気になるし、気持ちもおおらかになるような気がするんですが、

もともと少しウツ傾向にあるような人からすれば、

その明るさが逆に疎ましい。。

桜を見て、キラキラしている人、笑顔の人、嬉しそうな人、

そんな人たちがなんだか遠い人たちに見えて、自分の気持ちとのギャップに愕然とするんです。

そして、楽しい気分になれない自分が、またダメな人間のように思えて
ネガティブになっていく。。

桜には、そのような影響力があるんじゃないかって思うんです。

桜と同じような影響力を持っているのが結婚式。

ウツ気味の人が行ってしまうと、新郎新婦の幸せそうな顔が、
逆に、自分の沈んだ気持ちを際立たせてしまって、

余計に落ち込みます。。

なので、新年度、会社に行きたくないなあ~と思っている人でも、

お花見で気分がウキウキする人は、ウツじゃないです。大丈夫。

けど、冬よりも春が危ないのは確実なので、

メンタルヘルスには気をつけて、ストレスや疲労をためる前に癒しておきたいところです。
(というのは万年通してそうだけど)