自分が死ぬ夢、殺される夢を見ることは、実はいいことらしい、という話を聞いたことがあるでしょうか??

確かに、死は「再生」というテーマに繋がるので、良い兆しである場合が多いです。

ただ、これも、夢の具体的な内容(どうやって死んだかとか)と本人の状況によって違ってくるので、

夢分析においては、死ぬ夢は良い夢だ!と決めつけることはしていません。

けど、なぜ死ぬ夢を見るのは良いことだ、と言われるのでしょう。
精神分析の論理で考えてみたいと思います♪

えと、夢の中に自分が出てくるというのは、
自分の無意識が、分身みたいにしてそのまま出てくるということ。

その無意識が”死んだ”となると、無意識が書き換わったことを示す場合があります。

「無意識が書き換わった」というのは、「気持ちを入れ替えた」という状況と似ていて、

例えば、

「私は誰かの支えがないと生きていけない」というフレーズを無意識の中に持っていた人が、

何かのきっかけで、「これからは自立していくんだ」と決意したとき、

無意識が書き換えられている可能性はあります。

ただ、決意をしたとしても、無意識的にまだ完全にそう思えていない場合、
自分が死ぬ夢は見ません。

決意しただけ~、口先だけ~ってことですw

普段、こういう価値観の変化にはあまり気付かないものだと思いますが、

死んだ夢を見た場合、「自分は変わったんだ」というのが
無意識内にちゃんと定着したタイミングがはっきりと分かります。

無意識のレベルで自分が変わったことが明らかになれば、
目標に向かって進歩したということですから、とてもいいことですよね。

ちなみに、

【夢占い】自分が死ぬ夢 というNAVARまとめによると、
死ぬ夢を見ると、恋愛がうまくいくかも?!という話が出ていて。

だいぶ唐突すぎるなあ…という感はあるんですが、
夢分析の理論を絡ませてみても、確かに恋愛にとって良い夢である可能性は大いにあります。

というのも、例えばの話になるけど、

「今までは彼に依存しすぎてたけど、これからは自分でも自立していこうという気持ちになった」

「傷つくのが怖くて、彼に言いたいことを言えずに我慢してばっかりだったけど、
これからは少しずつ言いたいことは言おうと思う」

「相手の悪いところしか見てなかったけど、これからはもう少し良いところを声に出して伝えていこう」

etc….

何かをきっかけにして実際に行動を変えた場合で、
無意識がいい方向に変化した時なんかは

自分が死ぬ夢、自分で自分を殺す夢、なんかを見るかもしれません。

そういう人は、今までの自分を反省して、昔の自分には戻らない!という強い意志がある人なんだろうなあと思います。

夢でみたように、無意識が書き換わった結果、
女子力が高まって、男性への魅力度がUPしている可能性は高いですよね。

そうすると、いい人との出会いがあったり、復縁したり、というハッピーな出来事に繋がるんじゃないかなあ、と思うんです。

ただ、最初に書いたように、「死」のテーマひとつをとっても
個人によって違うので、一概にハッピーなこととは言いきれません。

死に方にも色々、置かれている状況も色々。

細かく言えば、首をつって死ぬのか、ナイフで刺されて死ぬのか、
津波に飲み込まれて死ぬのか、銃の乱射で死ぬのか、それぞれに違う意味がありますし、

無意識の書き換え、というわけではなく、
抑圧している不安とか、恐怖とか、憎悪とかを指し示しているときもあります。

だから、自分が死ぬ夢はこうだ!ということにはリスクがあるけど、、

「自分の何かが変わったのかも」って解釈してみるのは悪いことではないよね。

思考は現実化するからさ、何事も、前向きでいることが一番!